不妊治療を始めるのは私にとって、とても勇気がいることでした。
根が本当にケチな性分なので、高い医療費を払わなければいけないということが一番のネックでした。
実際に受診し始めて、妊活・不妊治療に対する助成制度があることを知り、
結果的には金銭面の負担を減らすことができました。
実際に受けた不妊検査
前提として当時は都内に済み、フルタイムで働いていました。
受診を決めてから引っ越すまでの時間的猶予がなかったので、なるべく受診しやすい場所と考え、自宅から徒歩圏内のクリニックを選びました。
結果的に、月経周期に合わせて月に数回受診することが必要だったので、近い病院を選んで本当に良かったです。
私の場合最初の1ヶ月程で
- 体重・血圧測定
- 血液検査
- 経膣超音波検査
- 卵管通水試験
といった検査を受けました。
これらは最初のスクリーニング検査は保険適応ではなく自費診療となり、全額自己負担でした。
東京都では「不妊検査等助成事業」という制度があり、
対象となる検査や治療に対して5万円を上限に助成金を受け取ることができます。
東京都の場合:不妊検査等助成事業
妊活や不妊治療に対する助成事業内容は、各自治体によって違うようです。
東京都の場合は以下の検査・治療が助成対象となります。
助成の対象となる主な不妊検査及び一般不妊治療
夫 妻 不妊検査 精液検査、内分泌検査、
画像検査、精子受精能検査、
染色体・遺伝子検査 等超音波検査、内分泌検査、
感染症検査、卵管疎通性検査、
子宮鏡検査 等フーナーテスト 一般不妊治療 待機療法(タイミング指導)、薬物療法、人工授精 等 ・特定不妊治療(体外受精及び顕微授精)及び第三者を介する検査や治療は助成対象外です。
東京都福祉局HPより引用
・入院時食事療養費、差額ベッド代及び文書料など、不妊検査及び一般不妊治療に直接関係のない費用は助成対象外です。
対象者の要件や申請期限など、細かく規定があるので、助成を受けようと思っている方はかかりつけの病院で聞くと詳しく教えてもらえると思います。
私の引越し先である北海道は、不妊検査に関しての助成事業はありませんんでした。
北海道の場合、不妊治療に関しては先進医療の助成事業はありましたが、
東京都とは上限金額がかなり違うようでした。
不妊治療を勧めていくには、北海道よりは東京都のほうが金銭面の補助は手厚いようです。
実際に払った費用
申請までに受診した回数 | 8回 |
実際に支払った費用 | 59,710円 |
助成対象費用 | 43,420円 |
※受診回数はは夫の受診1回を含みます。助成対象は夫婦が各々、不妊検査・治療をすることが前提条件となっっています。
実際に支払った費用は5万円以上ですが、
不妊検査・治療と直接関係ない項目は除外されるので
対象となる項目を計算した金額が上記の助成金額になります。
そのあたりの計算は、病院側が計算して記載するようになっているので
自分で細かい計算をすることはありませんでした。
申請書類を提出してから約2ヶ月経って、承認通知を受け取りました。
その約1ヶ月後に実際に銀行口座に振り込まれるようです。
私も無事、申請通りの助成金を受け取ることができそうです。
もちろん上記の受診だけで終わった訳ではないですが、
東京都に住民票がある状態で申請をすべて終わらせることが必要だったので
引っ越しがなければ満額受け取れたかと思います。
まとめ:東京都在住なら不妊検査は助成金を受け取れる
私は当時東京都在住であったので、助成の対象となり、不妊検査にかかった費用に対して助成金を受け取ることができました。
住んでいる自治体によってどのような助成事業をおこなっているのか違います。
国や自治体の助成事業をを活用し、金銭面で苦しくならないように不妊治療を勧めていければと思います。